今回の記事は、書くかどうかだいぶ迷いました。
これは私の人生で一番の「痛い傷」でして、できれば誰にも言わず黙っておきたいことだったのです。でもやっぱりこれを書かないとこのブログ全体が(自分の中で)ウソくさくなってしまうので、書かないわけにはいかないなぁ。
私が心屋から離れた日のことです。
心屋界隈で素人キラキラスピをやり、仕事も辞めて生活がしっちゃかめっちゃかだったことは、過去記事で何回か書きました。
"見えないもの"でキラキラ起業はマジで病むのでやめたほうがいいよ
私の借金100万の内訳を振り返ってみよう
収入ゼロでカードの限度額に怯えながら生活していた私は、もう冷静な判断とかできなくなっていたんだと思います。
最初3000円で始めたスピメニューは、最終的に50000円になってました。
桁間違えてないですよ、50000円です。
素人のアヤしいメール1回で50000円。もう頭おかしいです。
当たり前ですが、そんなのさすがに心屋界隈だって誰からも相手にされません。毎日毎日数分ごとにメールチェックしてイライラするような生活がずっと続きました。
ところがある日、フォームから申し込みが入りました。50000円のメールに。
申し込んでくれたのは、少し前に心屋の上級ワークショップで一緒になった人でした。
私より少し年上の主婦の方。同じグループになって色々と話が合って、2日間たくさんの話をしました。その時に私がやっているメニューの事を聞いて、ずっと気になっていたから「バンジー飛んで」申し込んでくれたんだそうです。
次の日すぐに口座に50000円が振り込まれていて、それは溜まってた支払いですぐに全部消えました。
その夜、一生懸命「スピリットガイドさんからのメッセージ」を書きました。
たぶん何か「もっと自分も世界も信頼していいんですよ」とかありがちなことを書いた気がしますが、もうほとんど思い出せません。
メールを送ってしばらくしてから、返信が来ました。
私の送ったメッセージが「とても当たっていた」と驚いて、勇気付けられたと喜び、
「ありがとう! ずっと大切にして何回も読み返すね!!」
という一言を見た瞬間、何かが自分の中でプツッと切れました。ああいう時って、本当に自分の中から音が聞こえるんですね。
「もう嫌だ。もうこんなことしたくない」
と、壁の薄いアパートの部屋で、頭の中で何度も絶叫してました。
それでもなんとか「喜んでもらえてよかった!」というような返事を頑張って書いて、そのメールを送ってからひとしきり泣きました。
悲しいのか、悔しいのか。
腹が立ったのか、誰に腹を立てていたのか。
絶望したのか、後悔したのか。
もう何の涙か分からないですけど、止まらなかったです。
そのまま疲れてボーっと眠ってしまい、次の日ボーっと目が覚めてすぐ、アメブロもフェイスブックも申し込みフォームも、何も考えずに消して、その日のうちに派遣の仕事に飛び込みました。
その頃やりとりをしていた心屋の人達は何人かいましたが、誰からも「どうしたの?」というメールも何も来ませんでした。
ブログの最初に書きましたが、もう心屋さんにも誰にも、恨みや怒りはありません。
普通に会ってもハグできますよ。
チューは嫌ですけど。(向こうも嫌です)
でも、私はあの時お金を受け取ってしまった自分だけは、まだ許すことができていません。
私にとっては、人を許すよりも自分を許すことのほうが、ずっと難しいです。
あのとき多少困っても「ごめん、やっぱりもらいすぎたから返すわ」と言えばよかったです。そうしたら、こんな気持ちを引きずることはなかったかもしれません。
今でもたまに「探偵さんに頼んだら探してもらえるかなぁ」とか思ったりします。
「本人が納得して払ったんだからいいじゃない?」という意見もありますが、そんなのは詭弁です。だって私も彼女も冷静な状態ではなくて、しかも私はたくさんウソをついてたんですからね。
自撮りしたいならしてもいいと思います。
見えない世界が大好きなら、思ったことをブログで書くのも自由です。
でも、自分を信頼してくれた人から必要以上のお金を騙し取ることは、やめてください。
それはあなたが思っているよりずっと罪深いことで、例え心屋さんから抜けても、そのダメージは長い間残って、あなたを苦しめ続けます。
もうそんな感覚もぶっ壊れてしまった人には、そのまま最後に苦しむだけ苦しんでくださいとしか言えませんが……。
あなたも私も互いにどこの誰かも知りませんし、会うこともないでしょうが、それでもこんな気持ちは味わってほしくないなと思います( ´ー`)
あなたが同じ思いをするのを避けられるように、あのとき出すべきだった勇気を、ここで出すことにします。
もしかしたら、それもただの自己満足なのかもしれませんが。
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うーん、今回はどうも重たい内容になってしまいました。
次回からはまたユルく明るく、悪口を書きたいと思います。笑